本記事では実家が喫茶店の私がよりコーヒーの魅力を高めるための手挽きコーヒーミルの紹介とコストコのスターバックスとコラボしたハウスブレンドコーヒー豆の紹介をしたいと思います。
手挽きコーヒーミルの紹介
今回手挽きコーヒーミルの紹介としていますが、手挽きコーヒーを選択するにあたって、電動ミルコーヒーミルやミルからドリップまで行う全自動コーヒーメーカーについて色々な検討を行いました。
手挽きコーヒーミルとならなかった場合の次点はツインバードの全自動コーヒーメーカー 3カップ(CM-D457B)がふるさと納税の寄付にて返礼品で貰えたため可能性が高かったのですが、妻と相談した結果、私がコーヒーメーカーを管理しきれないと気付き取り辞めました。管理しきれないと判断した理由は毎回の掃除箇所が多いのと一定期間毎のタンクの清掃でした。そのため管理が簡単で必要十分な機能を持ったものと考えて、2杯用の手挽きコーヒーミルを選択しました。
メーカーはハリオの「手挽き コーヒーミル ・ セラミック スリム MSS-1TB」にしました。ハリオの大型のものと悩みましたが、手挽きでは2杯を超えると疲れてつらい、持ちにくくて回しづらいというAmazonレビューを参考にしてこちらにしています。
コーヒー豆の粒度はミル底面のネジを手で回して変更することができます。以下に記載しているコーヒー豆の粒子径[mm]と主な抽出法を参考に挽いてみてください。主な抽出法の右側のグラム数は一人当たりの分量となります。一人の場合は多め、複数杯分の場合は少なめの数値で入れてみてください。細かさを少し変えると苦みや酸味を調整できますので、飲む際に調整して飲み比べてみてください。
粒度[mesh] | 粒子径[mm] | 名称 | 主な抽出法(一人当たりの分量[g]) | 味の特徴 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
18~ | 0.85~0.92 | 粗挽き | Coarse(コース) | パーコレーター(10~12g) ボイリング(10~12g) | 苦みが少なく酸味がやや強い | |
20~ | 0.78~0.84 | 中粗挽き | ||||
22~ | 0.72~0.77 | ネルドリップ(10~12g) | ||||
24~ | 0.65~0.71 | 中挽き | Medium(ミディアム) | ペーパードリップ(10~12g) サイフォン(10~12g) | ||
26~ | 0.60~0.64 | |||||
28~ | 0.55~0.59 | 中細挽き | Medium-Fine(ミディアムファイン) | 一般的なバランス | ||
30~ | 0.50~0.54 | 細挽き | Fine(ファイン) | エスプレッソ(6~8g) ウォータードリップ(10~12g) | 苦みとコクが強い | |
32~ | 0.46~0.49 | 極細挽き | Extra-Fine(エキストラファイン) | ターキッシュ(6~8g) | 苦みがとても強い | |
34~ | ~0.45 |
コストコのスターバックスとのコラボコーヒー豆
コストコのスターバックスがコラボしたコーヒー豆には2種類あり、「KIRKLAND SIGNATURE スターバックスロースト ハウスブレンドコーヒー」と「KIRKLAND SIGNATURE スターバックスロースト エスプレッソブレンドコーヒー」があります。
上記の写真はハウスブレンドコーヒーの方です。907gが1,200円程度であり、100gあたり130円程度と大変コストパフォーマンスが高い製品となってます。
もう一方も以下の記事で紹介しているので、エスプレッソの方に興味があればぜひ読んでみてください。
このコーヒー豆はコストコのプライベートブランドであるKIRKLAND SIGNATUREとスターバックスコーヒーのコラボ商品です。プライベートブランドと聞くと安かろう悪かろうなイメージを持っている方もいるかと思います。
しかしながらコストコのプライベートブランドはコストコが返品をしやすいことも理由にあるのかもしれませんが、品質が高く、そして安いことで有名です。そのコストコとスターバックスのコラボ商品のため、美味しさは保証されてます。
スターバックスのハウスブレンドのコーヒー豆はラテンアメリカのコーヒー豆ですが、コストコとのコラボ商品はアメリカ産のようです。
コストコのハウスブレンドはコーヒー豆の甘み、コク、深み、苦味、酸味のバランスが良く、マイルドな味わいのコーヒー豆となります。これで100gあたり、130円は相当コスパが良いかと思います。
今回はペーパードリップのブラックコーヒーで飲むため中細挽きの粒径で挽きます。ハンドミルの調節用のネジを一度きっちりと締め、カチカチ音がするので11回カチカチ音がするように開きます。
個体差があるため一度挽いてみた後、細かくしたい場合は締めて、荒くしたい場合は開いてください。
コーヒーを挽く際にはハンドルを回すリズムを一定に保ち、コーヒーの粒度が均一になるようにします。早すぎると熱を発してしまうため、ゆっくりと丁寧に回します。

コーヒーのハンドドリップ方法
今回はハリオのV60円すい形ドリッパーにて、ハンドドリップします。円すい形ドリッパーは縦にコーヒー粉の層が高くでき、コーヒーとお湯が触れ合う時間が長くとることができるため、コーヒー粉の味や成分をしっかり抽出できることが特徴です。ドリップ方法は以下のようにします。
準備
まずお湯を沸かし、コーヒーフィルターをセットします。フィルターはセット前につなぎ目を下図のように折り目をつけるとフィルターが浮かずにセットしやすいです。


コーヒー豆をペーパーフィルター用(中細挽き)に挽きます。 その粉をドリッパーを揺すって平らに均します。 この時サーバーやマグカップを可能であれば温めておきます。私は面倒なのでやりません。

分量目安 :1杯120mlあたり10〜12g程度であり、1杯のみの場合は最大分量で入れます。
お湯の温度:90度くらいが良いですか、あまり気にし過ぎはよくありません。私は適当です。合わせる場合は沸騰後に火を止め、湯の表面が静かになれば、適温です。やかん等では注ぐ流量が多くなりすぎるため、にポットなどにお湯を移します。
蒸らし方
新鮮なコーヒー豆の味やコクをしっかりと出してあげるために、この蒸らし工程が重要になります。
1.コーヒーの中心からお湯を注ぎ、コーヒーの油分が先にフィルターに触れるように中心から100円玉程度の円を描くように注いでいきます。注ぐお湯の量は少量で、サーバーにポタポタと数滴落ちる程度で止めてください。
この時コーヒーの炭酸ガスが抜けて上面に泡のように膨らみます。最低でも30秒、可能なら1分間”蒸らし”のために待ちます。この”蒸らし”によって次にお湯を注ぐ際にコーヒーの旨味が抽出されます。
※炭酸ガスが出てくるのはコーヒーが新鮮(炭酸ガスが出るのは焙煎から一か月程度)である証拠です。炭酸ガスが抜けるとコーヒーの粉に隙間ができ、その隙間にお湯が通ることで、コーヒーの成分が抽出されるようになります。ただし、深煎りの場合でも炭酸ガスが抜けるため、あまり炭酸ガスがでないことがあります。
2.蒸らしが終わったら、コーヒーの成分を抽出します。再度真ん中から円を描くように少しづつお湯を注ぎます。この時もフィルターにお湯がかからないように気を付けます。内側から外側に、外側から内側に「の」の字を描くように注いでいきます。十分にコーヒー粉が膨らんだら、一度注ぐのを辞めます。そして注いだお湯の量が3分の1まで減ったら、再度注ぎます。
3.サーバー、またはマグカップの量を確認して、十分な量が抽出されていればドリッパーを外します。炭酸ガスが抜けるのに併せてアクもコーヒーから抽出されています。このアクが雑味を加え、コーヒーの味わいを変えます。そのためお湯の上に載っているアクがサーバーやマグカップに落ちないようにドリッパーを外してください。
上手に抽出できていれば、ドリッパーにすり鉢状になったコーヒー粉が残っているはずです。コーヒー粉が縦に層になり、コーヒー粉とお湯がしっかり触れ合うことで成分が抽出されています。

4.出来立てのコーヒーの香りと味をしっかりと感じて飲んでみてください。次回飲む時にはミルの粒度を変えてみたり、ミルクを加えたりしてコーヒーの味の違いを楽しむのも面白いと思います。

今回のコーヒーは中細挽きで引いたため、しっかりとコーヒーの旨味、コクが出ており、ブラックでコーヒーの味を楽しみました。
マグカップはアメリカのヒューストンでトランジットの最中にスターバックスで購入したものです。2杯分のサイズのマグカップでデザインも好きなため、色んな都市のマグカップを他にも集めています。
最後に
今回は手挽きコーヒーミルとコストコのハウスブレンドのコーヒー豆の紹介とおすすめのコーヒーの淹れ方を説明しました。皆さんもおいしいコーヒーを飲んで気分を上げていきましょう。
以下に今回使った機器、コーヒー豆のリンクを張っておきます。参考にしてみてください。