- Advertisement -

【赤錆を防錆皮膜に!】ホルツ サビチェンジャー レビュー

屋外で鉄製品を使っていると風雨に曝されて赤錆が発生します。赤錆は脆い錆なので段々鉄がボロボロになってきますし、外観も赤く汚くなってしまいます。

今日はそんな赤錆に対する救世主、錆転換剤「ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g」を紹介したいと思います。

黒錆と赤錆の違い

以下の記事から抜粋していますが、サビチェンジャーは赤錆を黒錆に変換する薬剤となるのですが、同じ錆である赤錆の何が問題で、黒錆だとなぜ問題ないのでしょうか?

以下の表に赤錆と黒錆の違いについて簡単にまとめていますが、簡単に言うと赤錆は普通に置いておいただけで錆が鋼材を侵食していき、また耐久性も低い錆となります。黒錆は処理に薬液等が必要になるため、自然界では侵食せず安定した錆となります。

名称赤錆黒錆
化学式Fe2O3Fe3O4
種類酸化第二鉄四酸化三鉄
発生方法水や酸素に触れることで発生。そのため、自然に発生する。高温に熱するか、めっきする方法で発生。一部の鋼材・金属を除いて自然に発生しない。
腐食の分類主に湿食(金属表面に、液体状態の水が存在するために起こる金属の腐食で、常温付近の比較的低い温度で見られる一般的な金属の腐食形態)主に乾食(金属が酸素、水蒸気(気体状態)、炭酸ガスなどの反応性気体との接触で直接反応し,金属表面に反応生成物(酸化物)の固体被膜を生成しながら金属が消耗する現象)
性質対象をぼろぼろにしていく。隙間が多く、金属組織の奥に進行していく。脆弱。表面に膜を形成し、赤錆を防ぐ。黒皮材は、表面に酸化膜が形成されたもの。

そのため、赤錆を水酸化物(γ-Fe2O3・nH2O)を含んだ不動態皮膜に変換する。この酸化超薄膜に覆われることで内部が保護されるために内部への腐食の進行がくい止められる。

常温の大気中では、錆(酸化皮膜)によって保護されるために、錆が内部に進行しにくい、つまり錆が発生しにくいということになる。

このような酸化超薄膜に転換して防錆効果を発揮するという考え方から生まれた最新技術に基づく防錆塗料が「ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g」である。

錆転換剤で赤錆を黒錆に転換した上で、表面は樹脂コーティングできる優れものです。そのため、点蝕へのケレンなど錆落としが難しいような錆に対して有効です。

海上自衛隊の船舶に対しても、通常のケレン→防錆塗料→塗料などで錆をきちんと処理するよりも錆転換剤→塗料を自衛隊の要求の元実施しているという実績もあるようです。

ホルツ サビチェンジャー

ホルツ サビチェンジャー 70g

先ほど錆転換剤について少し触れましたが、その錆転換剤が「ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g」です。実際に錆転換剤の力を確認したいと思います。

今回対象とした鉄製品は以下です。

  • スコップ✖️2個
  • 鍬✖️1個
錆転換前の鉄製品

この赤錆まみれのスコップと鍬を復活させます。「ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g」の使い方は簡単です。

まずしっかりとボトルを振って内容物を混ぜます。そしてキャップに必要量を出して、付属の刷毛で塗っていくだけです。私的には樹脂皮膜が厚くなるだけなので、割と厚塗りしてもいいと思っています。

使い方はこれだけなので、とても使い勝手はいい製品だと思います。

錆転換塗った直後の鉄製品

塗ると上記のように白い錆転換剤がうっすら見える感じになります。塗った後、雨などに濡れないように24hr程度乾燥させます。

私は夕立にやられましたが、何とか錆転換はされたようです。

錆転換後の鉄製品

このような感じで、真っ黒に変わります。爪でゴリゴリやると黒いコーティングが剥がれます。これは恐らく樹脂コーティングだと思います。

ゴシゴシやらないと取れないので、普通の箇所だとあまり心配はいりませんが、スコップや鍬などは直ぐに剥がれそうです。ただ内部の錆も黒錆に変わっているので、黒錆がない箇所以外はあまり錆の浸食はなさそうです。

防錆効果

防錆効果の確認のため、5%塩水での48hr耐久テストをやってみました。

やり方はサビチェンジャー施工後の全面コーティングされている状態で、一番左のスコップを5%塩水を2日間くらいかけては乾かし、かけては乾かしをしていました。結果としては塩分が析出するだけで、赤錆の浸食はありませんでした。

外観の写真を撮って比較しようかとも思ったのですが、全く変化なしだったので写真の添付も辞めました。錆転換剤は海上自衛隊が使っているくらいのものなので、防錆効果はかなり高いのでしょうね。

まとめ

今回は錆転換剤である「ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g」を紹介しました。私は自宅で防錆や赤錆の転換のために使いましたが、工場など赤錆が発生している装置、フレームなどに使うと延命などに効果が期待できます。

包丁などの錆については食品に使われる可能性もあるので、辞めましょう。サビチェンジャーの成分表示が分からないので、辞めたほうが良いかと思います。

是非皆さんも使ってみてください。

ホルツ 錆止め サビチェンジャー 70g ハケ塗りタイプ
サビを取らずにサビを止めるサビ転換剤 【特長】めんどうなサビ取り作業なし。●サビに直接塗るだけで、赤サビがサビ止め皮膜に変化します。変化した皮膜がサビの再発を防ぎます。●その上に塗装をする事も可能です。 【用途】車のボディ、ドアエッジ、スチールホイールに。●オートバイ、自転車、シャッター、門扉、フェンス等、鉄製品のサビに。〔品質表示〕●乾燥時間=1時間(表面乾燥) 8時間(完全乾燥)●耐熱温度=150℃●色調=白色(乾燥後サビ部分は黒、その他は半透明)●適合素材=鉄(赤サビ) 【セット内容】●サビ・チェンジャー70g●カップ●ハケ●取扱説明書 【あると便利な道具】●耐水サンドペーパー●マスキングテープ●新聞紙

- Advertisement -
UMilCL
UMilCLhttps://umilcl.com
兼業ブロガー。大手製造業の企画・設計・プロジェクト管理で8年、受配電・電動機・システムの保全部門の課長1年目。 得意分野: プロセス制御と統計、機械学習、画像処理、システム技術 保有資格: プロジェクトマネージャー、情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリスト、応用情報処理、第一種衛生管理者

Similar Articles

Comments

返事を書く

コメントを入力してください!
ここに名前を入力してください

- Advertisement -

Follow US

1ファンいいね
19フォロワーフォロー
633フォロワーフォロー
3,383フォロワーフォロー
0SubscribersSubscribe

Archive

Most Popular