家で使っているソムリエナイフは数百円で買ったステンレス製のソムリエナイフなのですが、ウッドやスタッグ(鹿の角)、マイカルタ等を使ったハンドルのソムリエナイフはかっこいいですよね。
今回はソムリエナイフにハンドル材を付けるDIYをしてみたので、やり方を紹介したいと思います。つけるハンドル材やハンドル材への装飾等でオリジナルなソムリエナイフを作ることができるかと思うので、皆さんもやってみてください。
CONTENTS
事前準備
事前準備としては以下の6つが最低必要になります。ほとんどが100円ぐらいで購入でき、ブライワックスとカッターナイフだけそれなりの値段がします。
- シンプルなソムリエナイフ
- エポキシ樹脂の接着剤
- 木材の端材
- カッターナイフや木工ナイフ、のこぎり
- 紙やすり
- ブライワックスなど
シンプルなソムリエナイフ

私はこのような感じのシンプルなステンレス製のソムリエナイフを使用しています。ダイソーでも同じようなソムリエナイフを購入可能なので、安価に仕上げたい場合はダイソーで購入してみてください。
ハンドルを取り付けする部分ができるだけ平面の方が木材側の加工がしやすいのでおすすめです。
エポキシ樹脂の接着剤

ハンドルとソムリエナイフを接着する用の接着剤になります。固まると硬化する2液混合タイプのエポキシ樹脂接着剤が金属と木材の接着に使えておすすめです。
Amazonやホームセンターでも数百円で買えますが、ダイソーでも100円(税抜き)で売っています。ハンドルの固定であればダイソーのエポキシ樹脂の接着剤でも全然問題ないです。
速乾タイプの場合、2液を混合してから5分、10分で硬化してくるので、それまでに必要な位置に固定してください。
木材の端材
ホームセンターなどの端の方で、一袋100円などで売っています。色々な木材の端材が売っているので、自分が気に入った木材の端材をハンドルに使ってください。
カッターで加工する場合はパイン材が柔らかくおすすめですが、かっこいいハンドルにしたい場合は固い木材を使用することをおすすめします。年輪等が緻密できれいなハンドルに仕上がります。
以下のサイトは木材の強度を簡単に分類してくれているサイトになります。店員さんに伺うと取り扱っている木材から、端材が何か教えてくれる場合もあるので、確認して加工性とハンドルにした場合のきれいさで選んでください。
本気のハンドルを作りたい場合はネット通販で端材を売っているサイトがあるので、そちらで購入してください。一セット600円程度でウォルナット材や黒檀などの端材を取り扱っています。木材なので送料が1500円くらいかかってしまうので、まとめて買って色々な木工細工に使ってみてください。
カッターナイフや木工ナイフ、のこぎり
木材用ののこぎりとカッターナイフか木工ナイフが必要になります。のこぎりは端材を10cm * 2cm * 1cmくらいのサイズに切り出すために使います。
その後カッターナイフか木工ナイフで削りだすのですが、その際のカッターナイフは普通のカッターナイフでも構いませんが、カッターナイフはハンドルが大きめのものをおすすめします。木材を切り出しする際に力が必要なので、細いカッターナイフだとなかなか力が入りませんし、刃が折れる場合があります。
ベストは木工用ナイフです。500円くらいから良いものだと3000円くらいで購入できますし、木工には使いやすいので、おすすめです。ただ黒檀レベルになると刃が立たないので、電動工具で加工する必要があります。
紙やすり

サンドペーパーは目の粗い(番手の数字が小さい)ものから始めて、順次目の細かい(番手の大きな)ものにかえていって仕上げます。木工の場合は40~80番で粗けずりし、100~150番で調整、180~240番で仕上げます。
ダイソーでも500円以内でハンドサンダーの土台と紙やすりを購入できます。またAmazonだとしっかりしたものが一式で販売されています。
ブライワックス
DIYのお供として有名なブライワックスです。このワックスは、ミツバチの巣から精製される蜜ロウ(Bees wax)をベースに作られています。仕上りも素晴らしく、独特な暖か味のあるツヤ感が有名です。
少し高いですが、DIY全般に使えるので家に置いておいてもよいかと思います。私も色んなDIY時に使っています。
ソムリエナイフのハンドル加工方法
まずは切り出し寸法を決めるため、ソムリエナイフに紙を押し当てて付けたい範囲を紙に記し、型紙を作成します。私は次の画像の赤斜線の表と裏にハンドルをそれぞれ取り付けることにしました。


紙を切り取り、木材に線を引きます。表、裏両方と線を引きます。木材が大きすぎる場合はのこぎり等で型紙がぎりぎり入るサイズまで小さくしておくと、ナイフで削る範囲が少なくなるので、おすすめです。

今回はホワイトパイン等の柔らかい木材のため、問題なくカッターナイフで刃が通りますが、固い木材を選定された場合は木工ナイフや電動工具での削り出しをおすすめします。
粗削りをし、大体のサイズを合わせたら、エポキシ樹脂でソムリエナイフに接着し、その後細かい削り出しを行います。

微調整を行い、紙やすりで研磨したら、あとは色付けだけです。木材がウォールナットなどの高級木材の場合は色付けなどは不要で乾性油(亜麻仁油、グレープシードオイルなど)で手入れする程度で問題ないですが、私の木材はパイン材なので、ブライワックスでウォールナットの色を付けます。
私はめんどくさがりなので、コストコの厚めのキッチンペーパーにブライワックスをちょっとつけてハンドルに塗り付けています。ワックスなので最後にブラシなので擦ってあげるとロウが溶けて艶が出ます。
横、上、開いた姿など何種類か写真を撮っていますが、なかなか渋い感じに仕上がったのではないかと思います。



まとめ
今回はソムリエナイフにハンドルを取り付けるというDIYを行いました。ほとんど家にあるものとダイソーで購入したもので作ったのですが、なかなかうまくできて結構気に入っています。
キャンプ用具の火吹き棒もハンドルを取り付けるDIYをやったので、その内紹介したいと思います。みなさんもDIYしておうち時間を楽しみましょう。