私は実家が喫茶店をやっていることもあり、結構コーヒーが好きで以下のようなコーヒー関連の記事を書いていますが、今回はコーヒーフィルターのケースを趣味のレザークラフトで作りましたので、作り方を紹介します。
レザーの歯切れさえ購入してくれば、結構簡単に作ることができるので、皆さんもぜひ製作してみてください。
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コーヒーフィルターケースの作り方
ではさっそくですが、コーヒーフィルターのレザーケースを製作していきます。今回作るのは一番目のような三角形型のフィルターに対応したケースです。Pinterestでは色々な方が製作した物の写真をあげているので、参考にして作ると想像力が膨らみます。
準備する道具類
事前準備としては以下の道具・素材が必要になります。手芸店やAmazon、楽天などの通販でも手に入ります。
- 革端切れ 1.5~2mm厚
- レザークラフトセット一式
- トコノール
- カッターナイフ
今回、革は手芸店などで購入できる色付きの革歯切れを使用しています。数百円くらいで1枚購入できるのでおすすめです。
またレザークラフトセットについては6,000円で大体の道具が揃っている「KAMON」を私は購入しました。その後、スタッズなどの道具を追加購入しているので、もう少し予算があるのであれば10,000円程度になりますが、「YIGIZA」のセットが道具が一式揃っていておすすめです。
今回の程度の縫物であれば、錐と針と手縫い用の糸で代用可能です。
革の切り出し
コーヒーフィルターを使ってサイズを合わせて罫書を行い、革を切り出していきます。罫書は銀ペンがあればそれで、なければ鉛筆などで代用できます。手前側を少し小さくしていくことで、コーヒーフィルターを取りやすくしています。
左上の少し飛び出している部分はポンチで穴を開けて、革紐を通す用です。端面はコバ磨きで磨いて、トコノールで処理しています。

革の縫い付け
革に菱目打ちや錐で穴をあけて、そこに糸を通していきます。今回はコーヒーフィルターを大量に突っ込みたかったので、革が折り重なって縫い合わせる方法ではなく、端同士をくっつける縫い方のベースボールステッチで縫い合わせました。
ロウ引きされている糸であれば、普通に二番目の穴に通して一番目の穴に戻ってから二番目以降を縫っていき、最後に切断した糸をライターで炙ってあげれば端の処理は終わりです。通常の手縫糸の場合は同じように二番目から縫いますが、内側に玉留めが来るようにします。
紐の長さは縫う範囲の長さの4〜5倍程度取っておくと途中で紐の長さが足りないという問題に出会わずに済みます。コーヒーフィルターケースは縫う箇所が少なくて、作りやすいですね。

この動画はベースボールステッチのやり方を説明しています。ベースボールステッチは縫い目が綺麗に見える縫い方なので、覚えればレザーの縫い合わせの部分で色々使えます。
今回はベースボールステッチで縫いましたが、口をしっかりと閉じるように縫いたい場合は平縫いで縫うと閉じるようになります。縫い方は以下の動画で解説されています。
ポンチ穴とケースの開き具合調節
真ん中上部にポンチで5mm程度の穴を開けて、細い革紐を切り出し、結びます。紐に引っ掛けて吊るす用のパーツになります。
今回はコーヒーフィルターを何十枚も入れるため、開くようにベースボールステッチで縫いました。そして左の赤の点線部分についてもそのままにしていますが、この部分を縫うとしっかりと口が閉じたケースとなります。
ここを縫わないと吊るした際に口が開きがちになるので、それが嫌な人はここを平縫いで縫っておくことをおすすめします。

コーヒーフィルターのレザーケースの完成
完成したレザーケースが次の写真となります。コーヒーフィルターを実際に入れてみると余裕で30〜40枚くらいのフィルターが入りました。これまでダイソーなどの少しヤボったいケースを使用していたので、このおしゃれっぽいレザーケースで生活を豊かにしたいと思います。

まとめ
今回はコーヒーフィルターのレザーケースの作り方について紹介しました。安価なケースだとあまり気にいるものがなかったので、自作してお気に入りの一品を作りました。
コーヒーフィルターケースは型取りが簡単で、縫う部分も少ないので、初心者にはおすすめです。レザークラフトで製作した物は以下のリンクでまとめているので、皆さん参考にしてみてください。(ただし、アウトドア用品よりなので参考にならないかもしれませんが・・・)