大学の研究室時代にお世話になったその当時の講師の人が、お古ですがトゥームレイダー2でララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)が使っていた時計メーカーTissotのT-Touchをくれました。それから途中でT-Touch 2に変わりましたが、合わせて10年くらい使ってきました。そんなT-Touch IIがこの度電池切れとなったので、自分で交換してみました。
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Tissot T-Touch IIとは
ティソ(Tissot)は、スイスの時計メーカーであり、1853年にスイス時計の名産地であるヌーシャテル州のル・ロックルでシャルル=フェリシアン・ティソとその息子シャルル=エミール・ティソにより創設された。1985年よりスウォッチ・グループの傘下に入りましたが、トラディショナルウォッチにおいては世界1位の生産量を誇る企業であり、スイス国旗を自社のロゴマークに取り入れることが許された数少ないブランドのひとつです。
この中でT-Touch 2は防水性能が100メートル(10気圧防水)あり、各種センサーを搭載し、7つのタッチセンサー(12時位置から時計周りに晴雨計、高度計、クロノグラフ、コンパス、アラーム、温度計、ダイヤル中央に時間/日付表示)が起動する高機能な腕時計となっています。

Tissot T-Touch II 電池交換方法
では電池交換の方法を説明していきます。Tissot T-Touch IIには電子部品が組み込まれているため、故障のリスクなどもあるので、心配な人はメーカーに修理依頼をしてください。簡易修理で2,200円で実施してくれます。私は近くに店舗がないので、自分で交換しました。
必要な道具
必要な道具類は以下となります。
- 精密マイナスドライバー
- ピン
- CR2032のボタン電池
上記の道具さえあれば今回の作業はできますが、他にも色々やりたい方は以下のような道具セットを購入しておくと便利です。
電池交換前
Tissot T-Touch 2の電池切れの状態としては以下の写真のように画面下部の液晶の表示が消えるので分かりやすいかと思います。T-Touch 2は色々な機能があるため、他の故障のパターンもありますが、電池切れの可能性が一番高いです。

バンドの一部取り外し
バンドが繋がっていると電池交換がしにくいので、まずバンドの一部ピンを外して分解がしやすいようにしましょう。ダイソーの200円くらいのドライバーセットだと精密ドライバーから細いドライバーもあるので、細いドライバーで赤丸の位置のピンを押し込んで、バンドを取り外します。

時計の裏蓋の取り外し
続いて時計の裏蓋を取り外します。4箇所で止められているので、サイズの合った精密マイナスドライバーで取り外します。ネジが舐めないように注意して作業しましょう。またネジが錆びている場合などはメーカーに依頼した方が良いかと思います。

内蓋の取り外し
さらに内蓋がありますので、内蓋も取り外します。内側に基盤がついているので、注意して取り外します。

電池の留め金の取り外し
内蓋を開けると電池があります。電池も留め金で止められているので、こちらもマイナスドライバーでネジを外して、電池(CR2032)を交換します。


戻し作業
電池を交換したら、どこかのボタンを押してみて復活していることを確認します。そして先ほどとは逆の順番で戻していきます。まずは留め金を取り付けます。

続いて内蓋と裏の蓋を取り付けて、バンドを戻します。

電池交換完了
全て戻し終わったら、電池交換完了です。ただこのままだと日時や設定が全て消えているので、再度設定を行います。

Tissot T-Touch Ⅱ の設定
Tissotのサイトに英語のユーザーマニュアルはありますが、英語が苦手な人は読みにくいかと思いますので、簡単に翻訳しています。最低限必要な設定を抜粋しています。
- 時刻設定
- 日時設定
- 時刻表示形式設定
- ビープ音設定
- アナログ針位置修正
以下のマニュアルを参考に再設定を行ったら、完了です。



まとめ
今回はTissot T-Touch Ⅱの電池交換と再設定の方法について紹介しました。電池交換は結構簡単なので、自分でできるとお店に行く手間や費用が省けるのでおすすめです。
T-Touchは普通の時計より色々機能があって、分解するのが怖い部類かと思うので、この記事を参考に皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?