2014年にスターバックスで一杯2,000円のコーヒーが売り出され、サザコーヒーで簡単に飲めるようになったゲイシャ品種ですが、どのようなものなのでしょうか?
本記事では「ゲイシャ」がなぜここまで持て囃されているかを説明しつつ、極上のゲイシャ豆が購入できるお店を紹介したいと思います。
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ゲイシャとは?

ゲイシャ(英: Geisha)は、コーヒーの品種であり、2004年に高級コーヒーの市場(スペシャルティ・コーヒー)に現れ、コーヒーの国際品評会「ベスト・オブ・パナマ」を連続受賞しているコーヒー豆です。世界で最も高価なコーヒーの一つと認識されています。
「ゲイシャ」という名前を聞くと、最初は日本の芸者に関係しているのかと勘違いしそうですが、エチオピアにある原産地の地名に由来し、日本の芸者とは関係ありません。
コーヒーの味は蜜柑やレモンのような柑橘類やネクタリンやパッションフルーツのフルーティな酸味と甘みを持ち、蜂蜜やチョコレートのような残り感を持つものもあります。そして、ジャスミンやベルガモットのような香りを持っています。
精製は主にナチュラル(実ごと日干し乾燥したのち豆を取り出す)とウォッシュド(先に取り出した豆を水洗いして乾燥させる)の二種類あり、このゲイシャならではの風味を生かすため浅煎りで出されることが多いです。
ナチュラルとは「果実干し」の意味で、コーヒー果実をそのまま天日干しするもの。一方のウォッシュは「水洗式」の意味で、果実の中の豆を取り出し、きれいな水で洗うものです。ナチュラルはフルーツに酵母菌がつき、干し柿のようになるとのことです。
ゲイシャという品種はアラビカ種の一種で、一般的な商用栽培品種のアラビカコーヒー種のコーヒーに比べて収量も半分程度しかないため希少性が高い。栽培産地はパナマから広がったため南北アメリカ大陸が多いですが、原産地と環境条件が似たコスタリカ、コロンビアといった中南米、そしてアフリカやアジアなど世界の至る所で栽培が行なわれています。
この中でも特にパナマ産は特に香りの量が多いために高級品として認知されています。エスメラルダ農園のゲイシャは、「ベスト・オブ・パナマ」「SCAAカッピングパビリオン」「レインフォーレスト・アライアンス・カッピング・フォー・クォリティ」といった各種の品評会で1位を獲得しています。
ゲイシャが高い理由
ゲイシャ種が高い理由としては良質な味とそれと比較して少ない収量、これが要因となっています。ゲイシャ種の特徴である薫り高い風味により品評会で優勝し続け、ゲイシャの価格はオークションで毎年高値を更新しています。
そしてゲイシャは標高1,600~1,800mの急斜面で栽培されており、栽培の難しい環境のため、同じように栽培できる農園が少ないため品質の良いゲイシャ種が収穫できず供給量が少ないのです。
どこで飲めるか?
ゲイシャコーヒーはスペシャリティコーヒーであり、日本で取り扱われているコーヒーの5%程度しかありません。そのため、一部のお店でしか取り扱い自体していません。以下の店舗では店舗で味わうことも可能ですし、コーヒー豆を購入し、自宅で楽しむことも可能なので、ぜひ皆さんも楽しんでください。
サザコーヒー

ゲイシャを取り扱っていることで有名な茨城のコーヒーチェーン店となります。ゲイシャブレンドを700円からパナメ・ゲイシャのエスメラルダ農園をおすすめセレクト2,500円、マリオ地区の最高級を4,000円で楽しむことができます。めったに頂くことができないコーヒーのため、ぜひ皆さんも味わってみてください。
GESHARY COFFEE

GESHARY COFFEEは、希少なゲイシャのみを取り扱っている世界有数の専門カフェです。ゲイシャが1杯800円から楽しむことができます。豆により価格が異なるようになっており、最高級と名高いエスメラルダ農園とも提携しているため、豆が入荷していればその最高級の味を楽しむことができます。
オンラインショップ
オンラインショップでも取り扱いがあります。先ほどのサザコーヒーやスターバックスだけでなく、いろいろ取り扱いがあるので、今すぐほしい方はチェックしてみてください。
コロンビア セロ アズール ゲイシャ バライエタルまとめ
今回はスペシャリティコーヒーの中でも最高級のゲイシャについて紹介しました。関東圏の方であれば実店舗でも、頂けますし、豆を購入することが可能ですが、実店舗が近くにない方はオンラインショップで購入して今までのコーヒー豆との風味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ゲイシャは香りが高い品種のため、できる限り引き立てをおすすめします。以下のようなハンドミルもありますので、自宅でコーヒーを挽いてぜひ引き立てを楽しんでください。