ハーブの香りと風味をたっぷり含んだ「グリーンハーブオイル」は、料理や仕上げに一振りするだけで、ハーブの風味豊かな極上の一品にしてくれる魔法のオイルです。特にグリーンハーブオイルは鮮やかなグリーン色が料理に彩りを添えてくれます。
組み合わせ次第では、様々な料理に合うので以下のレシピを参考に試してみてください。
グリーンハーブオイルとは?
グリーンハーブオイルはハーブを湯通しし、オイルとともにミキサーにかけて、濾したオイルとなります。柔らかくて新鮮なハーブ(バジル、パセリ、チャイブ、オレガノ、ディル、コリアンダーなど)が使え、組み合わせでいろいろな風味が楽しめます。
保存期間
保存期間は1ヶ月が目安となります。氷水でハーブを冷やしたのちにどれだけ水分を除けるかが大切です。もしくは一度袋で保管したのち、沈んだ水分を一角に集め、その角を摘まんでオイルのみを瓶等に移すと2か月ほど保存可能になります。
グリーンハーブオイルの作り方
事前準備
ハーブオイルを作るためには以下の道具が必要です。
- 瓶
- こし器、もしくは目が細かめのざる
- さらし布、もしくはコーヒーフィルター
- オイル類(グレープシードオイル、キャノーラ油など) 200ml
- ハーブ類(バジル、パセリ、チャイブ、オレガノ、ディル、コリアンダーなど)
緩く詰めて4カップ程度(葉のみ、茎無し) - ミキサー

ハーブ類
使用できるハーブについては、柔らかくて新鮮なハーブ(バジル、パセリ、チャイブ、オレガノ、ディル、コリアンダーなど)がおすすめです。マイルドな味わいにしたい場合はバジルやコリアンダーなどに比べてパンチの少ないパセリを使用してください。
おすすめのレシピは60%程度のパセリに残りはミントを組み合わせてみてください。リコッタチーズのトーストなどに相性抜群です。
オイルはサラダドレッシングやスープ、魚料理など様々な付け合わせとして使えます。またアイオリを作る場合にも使うことができます。
作り方
大きめのボウルに氷を入れ、3カップ程度の水を加えます。

ハーブが入るサイズの鍋に水をいれ、強火にかけます。水が沸騰したら、新鮮なハーブを湯通しします。ハーブに火が通り、わずかに色が暗くなるまで約20秒程度火にかけます。
(通常は葉だけを取って調理してください。私は面倒だったので茎も入れました。)

ハーブを沸騰したお湯から氷水に移します。十分氷水で冷やしたら、キッチンペーパー等に移します。

キッチンペーパーを使ってしっかり水分を搾り取ります。水分が残っているとそこから腐敗してしまうため、時間をかけ可能な限り水分をとります。
(一度袋に保存して、油と水を分離させて水を取り除く方はこの作業は適当でも可です。)

絞ったハーブをミキサーに入れて、1カップのオイルと合わせてミキサーにかけます。最高速度で2~3分ミキシングします。ミキサーによる摩擦熱で、ハーブを分解し、オイルに深い緑色を映していきます。

こし器にさらし布を裏打ちし、ミキサーにかけたハーブオイルを越していきます。私はざるとコーヒーフィルターしかなかったので、ざるで大物を取り去り、コーヒーフィルターで丁寧に越していきました。
この時こし器にオイルを押しつけてオイルを排出させず、自然に排出させてください。30分ほどかかりますが、雑味が入るため、自然排出がおすすめです。
コーヒーフィルターはそのままだと詰まってでないため、巾着みたいに上の部分を絞ってフィルターからオイルが滲みだすように圧力をかけて排出させてください。

オイルがこし器からすべて排出されたら完成です。小さな瓶などに入れ、冷蔵庫で1、2か月保存することができます。
より保存期間を延ばしたい場合は袋にオイルを入れて、1つの角が下になるようにし、冷蔵庫にいれます。一晩置くと水と油が分離されるので、1つの角に集まった水の上の部分を押さえて、油を瓶に入れると水と油を分離することができます。

まとめ
グリーンハーブオイルは鮮やかなグリーンが食事に彩りを与え、またハーブの様々な風味を楽しむことができるので、余ったハーブなどを使って皆さんも作ってみてください。
魚料理やサラダなどいろいろ使えて保存期間も長いのでおすすめです。