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ロードバイク 折れたアジャスターボルトの交換方法

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私はEddy Merckxの2007 Premium SlopeのフレームにSRAMのRivalのコンポを付けて乗っているのですが、さすがに14年物になってくると、アジャスターボルトが折損するなど色々と不良部分がありました。

今回はその不良部分を修理するシリーズの1回目、アジャスターボルトの交換について紹介します。

アジャスターボルトの状況

ロードバイク アジャスターボルト折損

ハンドル近傍のフロント用のシフトワイヤー用のアジャスターボルトですが、ハンドルの操作時にシフトワイヤーのケーブルがハンドルに引っ張られて折れることが時たま発生します。

私のロードバイクも同様にアジャスターボルトがネジの途中でぽっきりと折れています。こうなってしまうとシフトワイヤーが緩んできた時に調整が効かないため、ディレイラーの所でワイヤーの張りの微調整まで行う必要があるので、とても面倒です。

私がアジャスターボルトを折損したのが、フロントディレイラーだったので、そこまでの調整は不要であり、数年間折れっぱなしにしていましたが、ロードバイクを一度きれいにしようと思い、今回アジャスターボルトの復旧を検討しました。

アジャスターボルトの交換方法の検討

アジャスターボルトが折れた場合には主に以下の2つの対処法があります。

  • 簡単な方:ワイヤーケーブルにアジャスターを取り付ける
  • 難しい方:アジャスターボルトの折れたネジを取り外し、交換する

簡単な方

簡単な方についてはシフトワイヤーのケーブルを途中でぶった切って、その間にアジャスターを取り付ける方法になります。

以下のシマノのケーブルアジャスターはSRAMとシマノは互換性があるため、使用可能です。

シマノ ケーブルインラインアジャスター SM-CA50 1ペア(2個入り) シフト用
ケーブルインラインアジャスター1ペア(2個入り) シフト用 新型SITレバー(ST-7900/6700/5700)使用時に最適です アルミ製アジャスターバレル

この方法のメリットは折れたボルトを取り外す必要がなく、現在のケーブルを一度ぶった切って間に取り付けるだけで、改善が可能なことです。

一方で、折れたボルトはそのまま残るので、見栄えが悪いため、一度取り外しを行ってみて、ダメな場合に使用することとしました。

難しい方

折れたボルトをどのように取り外すか検討しました。

普通、ネジが舐めた場合は輪ゴムなどを間に噛ませてドライバーで回してネジで取るのですが、試してみると真ん中がワイヤーを通すために中空になっている点と折れたエッジが鋭利という問題で、輪ゴムがぶちぶち切れて全く回すことができませんでした。

次に試した方法がスクリューエキストラクターを使用する方法です。

出典:モノタロウ スクリューエキストラクター 使い方

このスクリューエキストラクターは普通のボルトなどの場合、①ドリルビットで中心に穴をあけて、その後②逆方向にネジ切したスクリューエキストラクターをねじが取れる方向に回すと、③スクリューエキストラクターのネジが穴あけした穴にかみ合い、ボルトを取る方向に力を加えることが可能な商品となります。

今回はすでにアジャスターボルトが中空になっているので、ドリルで穴あけする必要もなく、効果的ではないかと思い、スクリューエキストラクターを購入して試してみました。スクリューエキストラクター自体も500円以下で購入できる安価なものなので、お試しにも最適です。

私が購入したのは以下の商品になります。Amazonだと500円以下で購入できます。

スクリューエキストラクター5本セット/逆タップ
●適合サイズ 3-6mm ×1 6-8mm ×1 8-11mm ×1 11-14mm ×1 14-18mm ×1 18-22mm ×1

スクリューエキストラクターでのネジの取り外し

早速スクリューエキストラクターでアジャスターボルトを取り外していきます。折れたアジャスターボルトは内部が3-4mm程度の径の中空になっており、先ほど紹介したスクリューエキストラクターの一番小さいサズが丁度マッチします。

スクリューエキストラクターを中空部分に当てて、左回転でネジを締めていきます。途中でねじ山が中空に噛み合ったら、そのままゆっくりと左回転で回していきます。

そうすると折れたボルトが少しずつ取れてきます。

取り外したアジャスターボルトはこんな感じにねじ山が入っているあたりから折損していました。ずっと交換できなかったので、取り外すことができ、感動も一入ですね。

アジャスターボルトの交換

アジャスターボルトはシマノのアルミと樹脂でできたタイプの物に交換します。使ったのは以下の商品です。前のボロボロのアジャスターボルトに比べるとなんでも素晴らしく見えますね。

元々のアジャスターボルトは樹脂の部分はなく、ボルト部分だけでしたが、樹脂の部分があると回すのが簡単なので、今回は取り付けるようにします。

シマノ(SHIMANO) アウターアジャストボルトユニット SL-RS35
メーカー:シマノ アウターアジャストボルトユニット 素材:アルミ、樹脂

折れたアジャスターボルトを交換した姿がこちらです!スタイリッシュになり、いいですね。

合わせて折れていない右側も交換しています。

そして、ハンドルの高さも調整したので、アジャスターボルトが折れにくいようにシフト、ブレーキのケーブル長についても調整しました。

割と綺麗に整線できているのではないかと思います。ハンドルを左右に振っても大きな負荷はかかりにくいようになりました。

まとめ

折れたアジャスターボルトの交換方法について今回は紹介しました。ロードバイクのシフト用のアジャスターボルトはハンドルのケーブルからの負荷を受けやすいので、割と折れてしまった方も多いのではないでしょうか?

この方法を使うと工具400円、部品400円の計800円くらいで自分で交換することができるので、皆さんも折れたアジャスターボルトがある場合はぜひ試してみてください。

今回は合わせてシフトワイヤー、ブレーキワイヤーも交換して、ケーブルもやり直しているので、別途紹介したいと思います。

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