OPPOから「Reno A」の後継機種である「Reno3 A」が発売されました。OPPO Reno Aは日本で必要なFelicaや防水機能を持っており、かなりユーザーにマッチした機種であり、かなり売れておりましたが後継機種である「OPPO Reno3 A」はさらにレベルアップしているかチェックしたいと思います。
CONTENTS
OPPO Reno3 Aのスペック
OPPO Reno3 AのスペックをOPPO Reno Aのスペックと合わせて比較していきます。
製品情報 | ||
端末名 | Reno3 A | Reno A |
型番/別名 | CPH2013 | CPH1983 |
発売年 | 2020年6月 | 2019年10月 |
発売地域 | 日本:SIMフリー | 日本:SIMフリー |
メーカー | OPPO | OPPO |
言語 | 日本語対応 Googleサービス対応 | 日本語対応 Googleサービス対応 |
対応バンド・ネットワーク | ||
3G | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4G | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41 | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28/38/39/40/41 |
ドコモ対応状況 | 対応Band :1/3/19/28 プラチナBandに対応 非対応Band:21/42 | 対応Band :1/3/19/28 プラチナBandに対応 非対応Band:21/42 |
ソフトバンク・ワイモバイル対応状況 | 対応Band :1/3/8/28/41 プラチナBandに対応 非対応Band:11/42 | 対応Band :1/3/8/28/41 プラチナBandに対応 非対応Band:11/42 |
au対応状況 | 対応Band :1/18/26/28/41 プラチナBandに対応 非対応Band:11/42 | 対応Band :1/18/26/28/41 プラチナBandに対応 非対応Band:11/42 |
SIMサイズ・スロット | Nano SIM×2(SDカード使用時はデュアルSIM不可) | Nano SIM×2(SDカード使用時はデュアルSIM不可) |
ネットワーク関連備考 | DSDV対応 | DSDV対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 |
本体仕様 | ||
ディスプレイ | 6.44インチ/有機EL/画面占有率89.9% | 6.4インチ/有機EL/画面占有率91% |
解像度 | 2,400×1,080/FHD+/画面比率20:9 | 2340×1080/FHD+/画面比率19.5:9 |
画素密度 | - ppi/高精細 | 403ppi/高精細 |
サイズ | H:160.9mm * W:74.1mm * D:8.2mm | H:158.4mm * W:75.4mm * D:7.8mm |
重さ | 175g | 169.5g |
本体色 | ブラック系/ホワイト系 | ブラック系/ブルー系 |
システム仕様 | ||
OS | ColorOS 7.1(Android 10ベース) | ColorOS 6(Android 9ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 665 オクタコア 4x2.0GHz+4x1.8GHz | Qualcomm Snapdragon 710 オクタコア 2.2GHz + 1.7GHz |
GPU | Adreno 610 | Adreno 616 |
ベンチマーク | AnTuTu 8:総合スコア約181000点、GPUスコア約33000点 Geekbench 4:シングルコア約300点、マルチコア約1350点 | AnTuTu 8:総合スコア約188590点、GPUスコア約54487点 Geekbench 4:シングルコア約1506点、マルチコア約5865点 |
メモリ/保存容量 | ||
組み合わせ | メモリ6GB+容量128GB | メモリ6GB+容量64GB メモリ6GB+容量128GB(楽天モバイル版) |
ストレージカード | MicroSD対応/最大256GB(SIM2スロット使用) | MicroSD対応/最大256GB(SIM2スロット使用) |
カメラ | ||
メインカメラ | 48MP+8MP+2MP+2MP クアッドカメラ(標準+超広角+ポートレート+モノクロ) | 16MP+2MP(約1,600万画素/約200万画素) |
フロントカメラ | 16MP | 25MP(約2,500万画素) |
機能仕様・センサー | ||
GPS | GPS、QZSS、GLONASS、Beidou、Galileo | GPS、A-GPS、GLONASS、Beidou、Galileo |
センサー | 指紋認証(画面内蔵)、顔認証、磁気センサ、近接センサ、光センサ、加速度センサ、ジャイロ | 指紋認証(画面内蔵)、顔認証、近接センサ、光センサ、加速度センサ、ジャイロ |
防水/防塵 | IP68 | IP67 |
イヤホンジャック | あり | あり |
ネットワーク機能 | Felica・NFC対応 | Felica・NFC対応 |
その他機能 | ||
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4025mAh | 3,600mAh |
充電 | 有線充電:18W(9V/2A) ワイヤレス充電:非対応 | 有線充電:10W ワイヤレス充電:非対応 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
その他 | ||
価格 | 39,800円 | 39,800円 |
OPPO Reno3 Aの変更点
OPPO Reno3 Aで大きく変更があったのは以下の4つです。
- CPU性能がスペックダウン
- ストレージ容量が最低124GBに
- メインカメラ性能アップ、フロントカメラ性能ダウン
- バッテリー容量が4025mAhに向上し、充電速度も18Wにアップ
それぞれの内容を以下の項目で紹介していきます。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは2色でブラック系とホワイト系となります。Reno Aではオーロラブルー系があり、結構きれいなカラーリングだったので、Reno3 Aでなくなってしまったのは少し残念です。
ただし、ホワイト系がグラデーションがかったカラーリングで、きれいな風合いとなっているのでおすすめです。HP上のカラーリングだけかと思いましたが、実物もグラデーションカラーとなっています。

カメラ性能
メインカメラがクアッドカメラとなっており、4,800万(メイン)+800万(超広角)+200万(ポートレート)+200万(モノクロ)画素となります。Reno Aでは1,600万+200万画素のダブル構成でしたが、クアッドカメラ+画素向上が図られています。
ナイトモードや広角モード、ポートレートモード等に対応しており、高解像度で様々な撮影方法を楽しむことができます。またAIによる補正を行ってくれるため、簡単にきれいに撮ることができます。
通常の一つのカメラだけではピントが合わなかったり、画角に誰かが収まらなかったりすることがありますが、気にせず使用できます。
これらの機能はクアッドカメラであることで、実現できているため、複数カメラが搭載されていることはかなりおすすめのポイントであると言えます。

インカメラにおいても1600万画素のカメラを備えており、十分な自撮り用の性能を持っていますが、Reno Aではインカメラが売りで2500万画素あったため、若干ですがスペックダウン感は否めません。
インカメラよりアウトカメラをメインで用いる方はReno3 Aがおすすめです。
セキュリティ機能
指紋認証センサー
指紋認証センサーは画面下部に内蔵されており、指紋センサー部分が光るのでそこにタッチしたら、認証することが可能です。
精度はかなり高く、速度も速いため、かなり使える機能ではありますが、ほぼほぼ顔認証で処理されてしまうので実際に使用される頻度は少ないです。私はサイドの電源ボタンにある方が好きな派です。
顔認証
スマートフォンを持ち上げる動作をした際に、前面カメラに顔を向けることで、電源が付いた際に認証がすぐに解除されます。タイムラグもほとんどなく、認証性能も高いです。基本的に指紋認証より顔認証で解除することになります。顔認証は一度使いだすと戻れません。
おサイフケータイ
SuicaやQuickPay、ID等を使用可能になります。QRコード決済がメインの方や電子マネーを使用されない方はあまり必要性はありませんが、政府のマイナポイントキャンペーンなど電子マネー促進のお得なキャンペーンが今後も続く場合、使用した方がお得です。
防水性能
IPX8の「継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)」というお風呂で使ったり、子供に使わせる親にとっては水没の事故を防げる素晴らしい機能です。今回から等級が7から8にあがっており、さらに防水性能が向上しています。
基本的に水没での故障はほぼ発生しないと考えてもいいと思います。
バッテリー性能

バッテリーは4,025mAhが搭載されており、連続通話時間が21時間以上となっており、普通の使い方であれば1日は問題なく使用できる容量となっています。
Reno Aからは600mAh程度バッテリー容量が向上しており、若干の使用可能時間の向上があります。また18Wの急速充電にも対応しており、大きいバッテリー容量のため、充電時間がかかるのですが、かなり早い充電速度のため、充電時間も短くて済むようになっています。急速充電用の充電器も付属品に入っているため、すぐに使用できるようになっています。
Android10ベースのColor OS 7搭載
OPPO Reno3 AはOPPO独自OSとして「Color OS 7.1」を搭載しています。
独自OSと聞くとHuaweiのAndroidOS使用の問題を思い浮かべるかもしれませんが、現状OPPOはAndroidOSの使用制約はなく、Android10ベースのColor OS 7.1というものを入れています。
Androidベースのため、Google Playストア等も問題なく使用可能なためLineやFacebookなど今まで使っていたアプリはそのまま使用できます。
電池持ちをよくするため、バックグラウンドで動作可能なアプリ数が5つに制限されているため、Androidを使っていた人はバックグラウンドで同期するアプリを多く使っている人は注意が必要です。
例:Google Drive、Google Photos、One Drive、EverNote等
またホーム画面の設定をドロワーモードに設定したり、 下部のボタンをスワイプに変更することでAndroidユーザーはいつも使っている操作にすることができます。また下部ボタン配置はiPhoneと同様の設定にすることも可能です。端末変更時はデバイスからのデータ引継ぎも可能なので、ユーザーの移行を考えた作りになっています。
使い心地に関わるCPU、メモリ性能
OPPO Reno3 AのCPUはOPPO Reno Aのオクタコア2.2GHz+1.7GHz Snapdragon 710からオクタコア 4×2.0GHz+4×1.8GHz Snapdragon 665に発刊スペックダウンしています。
ただしどちらもCPU性能的には高性能に分類されるCPUとなります。ハイスペックが要求されるゲーム以外ではサクサク動作します。
またメモリも6GBと十分なメモリ容量を積んでいます。ハイエンドは最近は8GB以上で12GBのものも出ていますが、通常のアプリ使用であれば6GBあれば十分なメモリ容量です。
CPUの性能表 | |
超高性能 | Snapdragon:SDM730、SDM730G、SDM835、SDM845、SDM855、SDM865 Kirin:Kirin970、Kirin980、Kirin990 iPhone:8、X、XR、XS、XS Max、11、11 Pro、11Pro Max |
高性能 | Snapdragon:SDM665、SDM660、SD820、SDM670、SDM710 Kirin:Kirin950、Kirin955、Kirin960、Kirin810 iPhone:7 |
比較的高性能 | Snapdragon:SD630、SDM632、SD650、SDM636 Kirin:Kirin710Galaxy:Exynos7904、Exynos7885 iPhone:6s、SE |
普通性能 | Snapdragon:SDM450、SD625 Kirin:Kirin650、Kirin655、Kirin658、Kirin659Galaxy:Exynos7884B iPhone:5s、6 |
低性能 | Snapdragon:SD400、SD410、SD430、SD435 |
スマホケースとフィルム付き
OPPO Reno3 Aですが、購入すると透明のソフトタイプのスマホケースと貼り付け済みのフィルムが付いてきます。
フィルムについてはあまり必要性は感じませんが、スマホケースについてはそのまま使えそうなので良い付属品だと思います。その他の付属品としてはイアホン、充電器、充電ケーブル(TYPE-C)となります。
OPPOのクラウドサービス
OPPOには独自のクラウドサービスがあり、OPPO IDに登録するとクラウドストレージの容量が増加し、さらに電話の通話履歴、システム設定、アプリ、連絡先、SMS(ショートメール)をバックアップすることが可能です。
以下に以前紹介した記事があるため、記載しておきます。
まとめ
Reno3 Aが投入されましたが、自撮り用のフロントカメラ性能は低下しましたが、リアカメラはクアッドカメラで画素も2倍近くに向上しており、トータルのカメラ性能は上がっています。
またCPU性能はSnapdragon 710から665に低下しましたが、ゲームバリバリの方以外はそれほど大きな影響は受けません。通常使用するのに必要なスペックは見てしていると言えます。
ストレージは128GBのみとなり、Reno Aの限定モデルでのみ同スペックですが、通常モデルの2倍の容量となっています。
バッテリーも向上しており、全体としてはReno3 Aの方がおすすめできるモデルと言えます。かなりおすすめなモデルなので、皆さんも分離プランで本体だけ購入する場合は対象として検討してみてください。