ハーブの香りと風味をたっぷり含んだ「ハーブオイル」は、料理や仕上げに一振りするだけで、ハーブの風味豊かな極上の一品にしてくれる魔法のオイルです。一回コツをつかめば、あとはいろいろなハーブやガーリック、ナッツ、レモン、スパイスなどを組み合わせて、自分のオリジナルのハーブオイルを作ることができます。
組み合わせ次第では、様々な料理に合うので以下のレシピを参考に試してみてください。
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ハーブオイルとは？
まずハーブオイルとはどのようなものでしょうか？
ハーブオイルはハーブをオリーブオイルやグレープシードオイルなどに漬け込んで、香りや風味を移したフレーバーオイルのことです。ガーリック、ナッツ、レモン、スパイスなども加えるとアクセントが効きます。
保存期間
オイルを温めて作る方法と、常温で作る方法があり、温めて作るとフレーバーの抽出は早まりますが、酸化しやすくなるので早めに使い切ることが必要です。保存期間は2ヶ月が目安となります。
保存時はハーブ類がオイルに浸かっている状態にするように心がけます。ハーブ類がオイルから出ている状態が続くとカビが発生することがあります。2～3週間経過したら取り出しても十分香りは移っているので、ハーブ類がオイルから顔を出し始めてら料理に使って下さい。
ハーブオイルの作り方
事前準備
ハーブオイルを作るためには以下の道具が必要です。スーパーや100均などで販売しているので安価にそろえることができます。ただオイルボトルはおしゃれに飾りたいかと思うので、雑貨店やネット通販などでお好みのオイルボトルを手に入れてみてください。私はダイソーのオイルボトルを使用しています。
- オイルボトル（150ml程度が使いやすくおすすめ）
- じょうご
- オイル類（オリーブオイル、グレープシードオイルなど）
- ハーブ類
- 鍋
ハーブ類
タイムやローズマリー、ラベンダーなどの木本類のハーブ（固い茎に葉が生えているもの）とバジルや、オレガノなどの草花類のハーブ（柔らかい茎に葉が生えているもの）で使い方が異なります。
バジルや、オレガノなどの草花類のハーブは基本的には常温で抽出して作るのに適しています。1周間以上抽出して使うようにします。私は面倒なのでタイムやローズマリー、ラベンダーなどの木本類のハーブと合わせて加熱して抽出を早めています。木本類のハーブは常温の場合は2週間以上抽出時間を取った方が良いです。
作り方
オイルボトルやじょうごを熱湯をかける等して煮沸消毒し、乾燥させておきます。
次にフレッシュハーブを採取するか、スーパーで購入してきます。複数種類を合わせると様々なフレーバーを楽しめます。摘み取ったばかりのハーブは水でよく洗い、キッチンペーパーなどで水分をよく取ります。瓶の水気も同様ですが水気があるとオイルが傷みやすくなり、またカビの原因となるため、念入りに水気をとります。
加熱して抽出する場合はこのままオイルに入れて加熱します。
弱火で5分くらい加熱します。加熱中に沸騰してきた場合は火力を落とし、沸騰させないようにするのがポイントです。火を止めたらそのまま冷めるまで置いておきます。常温になるまでゆっくり冷ましながらじっくり抽出させます。
常温での抽出用、もしくは最後に瓶に入れる飾り用のハーブは水分がオイルに入り込みやすいため、木本類のハーブだと500Wで1～2分間、草花類のハーブは500Wで30秒～1分程度レンジにかけて乾燥させています。
レンジに数分かけるだけで、このようにカピカピになります。
加熱抽出なしで、常温抽出だけの場合は多めにハーブを入れてください。抽出速度が遅いため、多めに入れるとハーブの香りなどが付きやすくなります。
加熱抽出をした場合は抽出は終わっているため、冷えたらすぐに使うことが可能です。
おすすめの組み合わせ
- オレガノとバジルとガーリック
オレガノやバジルがトマト料理との相性抜群です。 - ブラックペッパー、ローズマリー、ガーリック、トウガラシ
スパイシーなフレーバーオイルでお肉等の調理に最適。 - バジルとコリアンダー
- レモンの皮とミント
まとめ
レンジ等を駆使すると簡単におしゃれなハーブオイルを作ることができます。皆さんもこの時期自宅に生い茂ったハーブを使って、いろいろなハーブオイルを作ってみてはいかがでしょうか？
またまだ育てていないという方はバジル、ローズマリー、パセリ、オレガノなどの苗を育てれば自宅でたくさんハーブを収穫できます。
ホームセンターだと5月、6月は苗が多いですが、他の時期はあまり販売していないので、ネット通販で購入するのもてです。楽天などで複数種類セットで販売されているものもあるので、皆さんもぜひチャレンジしてください。
