CentOS7環境におけるHinemos導入方法

この投稿では CentOS 7へのHinemosマネージャ、Web、Agentのインストール方法を説明する。

Hinemosとは何か。

 Hinemosの基本機能はオープンソースソフトウェア(OSS)で公開されており、 SNMP、syslog、Hinemos Agent等による監視機能、ジョブ管理機能を備えている統合運用管理機能である。

 システム全体の様々なデータを収集し稼働状況の監視や、ジョブの自動実行、収集したデータを基にシステムの将来予想値などを分析でき安定稼働が実現可能である。 監視機能としてはグラフの表示も円グラフ・折れ線グラフ等様々あり、閾値の変更などはGUI・ CLI 画面にて設定可能である。

 ジョブ管理機能についてはGUIのジョブネット作成エディタにて設定可能。画面開始遅延・終了遅延も設定可能である。イベントやジョブ実行履歴などから稼働状況レポートを自動出力可能である。
 上記のような運用管理用のソフトウェアとなります。

CentOS 7 環境でのHinemos導入手順

CentOS 7事前準備

CentOS7の構築がまだの場合は以下の記事を参考に構築してください。

Firewalld無効化

セキュリティ上はFirewallを必要な通信のみ許可するように設定を加えた方がよいが、今回は説明簡略化のため、Firewalld無効化での説明とします。実運用の場合はFirewallへの通信許可をしてください。
次にコンソール上にて以下コマンド実行

%MINIFYHTMLdadf1c63718913a85972dab592ef1366132%
[root@localhost umilcl]$ systemctl stop firewalld [root@localhost umilcl]$ systemctl disable firewalld Removed symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/firewalld.service. Removed symlink /etc/systemd/system/dbus-org.fedoraproject.FirewallD1.service. [root@localhost umilcl]$ systemctl status firewalld ● firewalld.service - firewalld - dynamic firewall daemon Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; disabled; vendor preset: enabled) Active: inactive (dead) Docs: man:firewalld(1) 122 05:37:37 localhost.localdomain systemd[1]: Starting firewalld - dynamic firewall daemon... 122 05:37:40 localhost.localdomain systemd[1]: Started firewalld - dynamic firewall daemon. 122 06:07:09 localhost.localdomain systemd[1]: Stopping firewalld - dynamic firewall daemon... 122 06:07:09 localhost.localdomain systemd[1]: Stopped firewalld - dynamic firewall daemon.

SELinux無効化

SELinux のステータスをチェックするには、getenforce または sestatus コマンドを使います。getenforce コマンドは、Enforcing、Permissive、Disabled のいずれかを返します。getenforce コマンドは、SELinux が有効な際に (SELinux ポリシールールが強制されている際に) Enforcing を返します。以下SELinuxの無効化が完了したら、再起動を行います。

[root@localhost umilcl]$ getenforce Enforcing [root@localhost umilcl]$ vi /etc/selinux/config # This file controls the state of SELinux on the system. # SELINUX= can take one of these three values: # enforcing - SELinux security policy is enforced. # permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded. #SELINUX=enforcing SELINUX=disabled # SELINUXTYPE= can take one of three values: # targeted - Targeted processes are protected, # minimum - Modification of targeted policy. Only selected processes are protected. # mls - Multi Level Security protection. SELINUXTYPE=targeted [root@localhost umilcl]# reboot [root@localhost umilcl]# getenforce Disabled

インストールメディアをマウント(オフラインインストール時の作業)

オフラインインストール時は以下の作業をしてください。メディアを入れただけでは、ファイルを読み込めないのでドライブをマウントしてメディアの中のファイルを使用できるようにする。

# メディアをマウントするディレクトリの作成 [root@localhost umilcl]$ mkdir /media/centos7 # メディアをマウント [root@localhost umilcl]$ mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/centos7 # viでrepoファイル作成 [root@localhost umilcl]$ cd /etc/yum.repos.d/ # ファイルの作成 [root@localhost umilcl]$ vi media_default.repo # iにてinsertモードにし以下入力 [media_default] name=media_default baseurl=file:///media/centos7 gpgcheck=0 enabled=0

ここまででオフラインマシンにリポジトリを構築できています。
yum installにてインストールを行います。

OpenJDK1.8のインストール

まずインストール状態を確認し、インストール身の場合次のコマンドにてインストールを行います。
インストール済みの場合は”java-1.8.0-openjdk-1.8.0.121-0.b13.el7_3.x86_64″と表示されます。

インストール確認

[root@localhost umilcl]$ rpm -qa | grep java-1.8

インストール身の場合、インストール実行

# インターネット接続可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install java-1.8.0-openjdk # インターネット接続不可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install --disablerepo=* --enablerepo=media_default java-1.8.0-openjdk

rsyslogのインストール

まずインストール状態を確認し、インストール身の場合次のコマンドにてインストールを行います。
インストール済みの場合は”rsyslog-8.24.0-16.el7_5.4.x86_64″と表示されます。

インストール確認

[root@localhost umilcl]$ rpm -qa | grep rsyslog

インストール身の場合、インストール実行

# インターネット接続可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install rsyslog # インターネット接続不可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install --disablerepo=* --enablerepo=media_default rsyslog

unzipのインストール

まずインストール状態を確認し、インストール身の場合次のコマンドにてインストールを行います。
インストール済みの場合は”unzip-6.0-19.el7.x86_64″と表示されます。

インストール確認

[root@localhost umilcl]$ rpm -qa | grep unzip

インストール身の場合、インストール実行

# インターネット接続可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install unzip # インターネット接続不可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install --disablerepo=* --enablerepo=media_default unzip

vim-commonのインストール

まずインストール状態を確認し、インストール身の場合次のコマンドにてインストールを行います。
インストール済みの場合は”vim-common-7.4.160-4.el7.x86_64″と表示されます。
インストール確認

[root@localhost umilcl]$ rpm -qa | grep vim-common

インストール身の場合、インストール実行

# インターネット接続可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install vim-common # インターネット接続不可の場合 [root@localhost umilcl]$ yum -y install --disablerepo=* --enablerepo=media_default vim-common

Hinemosマネージャ・Webのインストール

以下のrpmパッケージをダウンロードします。

ダウンロード先:https://www.hinemos.info/getproduct
hinemos-6.2-manager-6.2.2-1.el7.x86_64.rpm
hinemos-6.2-web-6.2.2-1.el7.x86_64.rpm
hinemos-6.2-agent-6.2.2-1.el.noarch.rpm
FTP、SCP等で/tmpディレクトリに設置

Hinemosマネージャ・Web機能をインストールし、起動設定を行います。

# ファイル保存ディレクトリに移動 [root@localhost umilcl]$ cd /tmp # パッケージのインストール [root@localhost umilcl]$ rpm -ivh hinemos-6.2-manager-6.2.2-1.el7.x86_64.rpm [root@localhost umilcl]$ rpm -ivh hinemos-6.2-web-6.2.2-1.el7.x86_64.rpm [root@localhost umilcl]$ rpm -ivh hinemos-6.2-agent-6.2.2-1.el.noarch.rpm # Hinemos Agent単体の場合はHinemos ManagerのIPを指定してインストール [root@localhost umilcl]$ HINEMOS_MANAGER=192.168.1.100 rpm -ivh hinemos-6.2-agent-6.2.2-1.el.noarch.rpm # Hinemos Agent単体の場合にHinemos ManagerのIPを後から指定する場合 [root@localhost umilcl]$ rpm -ivh hinemos-6.2-agent-6.2.2-1.el.noarch.rpm [root@localhost umilcl]$ vi /opt/hinemos_agent/conf/Agent.properties [root@localhost umilcl]$ managerAddress=http://[マネージャサーバのホスト名またはIPアドレス]:8081/HinemosWS/ [root@localhost umilcl]$ vi /etc/rsyslog.d/rsyslog_hinemos_agent.conf [root@localhost umilcl]$ *.info;mail.none;authpriv.none;cron.none @@[マネージャサーバのホスト名またはIPーバのホスト名またはIPスト名またはIP514 # サービスの起動 [root@localhost umilcl]$ systemctl start hinemos_manager [root@localhost umilcl]$ systemctl start hinemos_web [root@localhost umilcl]$ systemctl start hinemos_agent # 起動時のサービス立ち上げ設定 [root@localhost umilcl]$ systemctl enable hinemos_manager [root@localhost umilcl]$ systemctl enable hinemos_web [root@localhost umilcl]$ systemctl enable hinemos_agent

Hinemoマネージャ起動確認

作業端末のWebブラウザから以下のURLへアクセスします。
http://HinemosマネージャーのIPアドレス

以下のログイン画面が表示されるので、ユーザID/パスワードを入力して[ログイン]を押下します。
※初期ユーザID/パスワード:hinemos/hinemos

Hinemosログイン画面

ログインに成功すると以下画面が表示されます。インストール作業は完了となります。

Hinemosログイン結果

最後に

 上記まででCentOS7におけるHinemosマネージャの導入は完了となる。ここからHinemosの使い方やクライアントの説明については別途行う。
以下に管理対象追加と監視設定についての投稿を記載する。

改訂Hinemos統合管理[実践]入門
Hinemosで楽にしかも効率的にシステム管理してみませんか? オンプレミス・クラウド両対応! 金融機関などの採用実績が豊富な純国産オープンソース製品「Hinemos(ヒネモス)」の最新バージョン6.2の解説をさまざまな面から行います。開発者自ら書き下ろした本格解説書です。
UMilCLhttps://umilcl.com
兼業ブロガー。メインは大手製造業システム企画・設計・プロジェクト管理。工場のプロセス制御が主な業務。 得意分野: プロセス制御と統計、機械学習、画像処理、システム技術 保有資格: プロジェクトマネージャー、情報処理安全確保支援士、ネットワークスペシャリスト、応用情報処理、第一種衛生管理者

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