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手斧のレザーシースとネックガード自作

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先日、アストロプロダクツの手斧 AX946を購入したのですが、ネック部分が膨らんでおり、傷つきやすいのとヘッドの刃先の保護ラバーがダサいのでしっかりとしたヘッドカバーにしたかったので、革の端切れを購入してきて自作しましたので、紹介したいと思います。

こちらは先日購入したアストロプロダクツの手斧の紹介記事です。コスパの良い手斧のため、自分で研いで使ってみたい方には安いのでおすすめです。

コスパ良好!キャンプにおすすめ アストロプロダクツの手斧

レザークラフトの道具について

まずレザーシースを作っていくのですが、私はこの時点ではレザークラフト用の道具は一切持っていなかったので、錐と電動ドリル、ゴムハンマー、木工ボンド、ラジオペンチ、カッターだけでレザーシースとネックガードを作りました。

意外と専用の道具がなくても作れるんだなーとも思いましたが、やはり大変だったのともっと綺麗に作りたかったので、後ほど専用の道具を購入しました。

6,000円で大体の道具が揃っている「KAMON」を私は購入しました。スタッズなどをやりたい場合は別に道具を買うか、10,000円程度になりますが、「YIGIZA」のセットが道具が一式揃っていておすすめです。

【KAMON】レザークラフト キット 工具 セット 【 各工具の使い方・制作工程が載ったガイドブック付き】 【コインケース型紙】 ホック打ち ロウ引き糸8色 ハンドメイド ツール
【セット内容】4㎜ピッチの1本・2本・4本・6本菱目打ち/ゴムハンマー/ステッチンググルーバー/穴開け用マット/革包丁/A4カッティングマット/千枚通し/ねじ捻/ヘラ/サンドスティック/コーンスリッカー/角定規/生ゴム/蜜蝋/ホック打ち具セット/ハトメ抜き2.5㎜・3㎜・5㎜/針セット/0.8㎜ロウ引き糸8色×12m/10㎜・12㎜・15㎜3種類の大きさのバネホック/15㎜のジャンパーホック/コインケース型紙/ガイドブック
レザークラフト 工具 道具セット ステッチンググルーバー ネジ捻り -「YIGIZA」簡易説明書付き
1. 1本菱目 2. 2本菱目(4mmピッチ) 3. 4本菱目(4mmピッチ) 4. 6本菱目(4mmピッチ) 5.穴あけポンチ(1mm~10mm) 6.カービング用刻印棒(20本) 7.ステッチンググルーバー(5in1) 8.ホック打ち工具9点セット 9.ネジ捻 10.ペディー 革削ぎ 11.ヘリ落とし 12.カッティングマット (A4) 13.ウールドーバー (2本) 14.ゴム・プラスチックハンマー 15.コーンスリッカー 木製(3点セット) 16.縫い針(12本) 17.目打ち 18.ステッチングルレット 19.ターコイズ コンチョ (人気のインディアン) 20.銀ペン 21.ヤスリ(2本) 22.汚れ落とし 23.カッター(色ランダム ) 24.革包丁 25.ジラコヘラ 26.キーケース用金具 27.手縫い糸(白、黒、レインボー、ダークブラウン) 28.糸切りハサミ 29.金属定規(30CM)

レザーシースの作り方

まずはレザーシースの型紙を作るため、手斧に紙を当てて大体のサイズを書き出して、紙を切り出します。刃先の部分はレザーとレザーの間にもう一枚レザーを挟み込んで、刃が当たっている部分を丈夫にするため、余裕代を多めに取っておきます。

手斧を当ててみてサイズ感を確認します。問題あるようであれば型紙を作り直したり、再度切り込んで修正していきます。

満足な型紙ができたら、型紙を使ってレザーを切り抜いていきます。今回は1mm厚の薄めの革しかなかったので、貼り合わせて2mm厚にして使います。そのため表裏で2枚切っています。貼り合わせる向きに気をつけて切り抜いて下しさい。

刃先に当てる部分も切り抜いてサイズ感を確認します。問題なければレザーを貼り合わせていきます。今回はボタンをマグネットの物で縫い付けるタイプを購入したので、縫い目が表に出ないように事前に縫い付けた後に貼り合わせます。

革の貼り合わせは木工用ボンドで代用が効くので、ボンドを全面にヘラを使って薄く塗って貼り合わせます。張り合わせる時に大体の形状を作っていきます。

刃先の部分はくっつけにくいので、Cクランプなどを使って圧着します。Cクランプを使う場合には間に厚めのいらない革などを挟んでおくとシースを傷つけずに済みます。私は薄すぎてちょっとあとが残りました。

一晩くらい放置して、固まったらコバ(革の端部)を処理していきます。カッターなどで飛び出ている革をカットし、トコノールなどのコバの仕上げ剤もまだ持っていないかったので、水で薄めたボンドで磨きました。

そして目打ちをしていきます。菱目打ちがなかったので、錐とゴムハンマーで穴を開けていきました。何もないにしては綺麗に穴をあけれたかなと思っています。

続いてレザーシースを縫っていきます。波縫いで一度縫った後、再度波縫いで糸が連続するように縫っていきます。針が手の力では通せなかったので、ラジオペンチなどで針を掴んでむりくり通しました。

あまり乱暴に通すと針が折れるので気をつけてください。私は1本折りました。

刃先の部分はアクセントを入れるため、紐をシングルステッチで縫いました。穴は電動ドリルを使ってあけた後、紐をシングルステッチで縫っていきます。シングルステッチの場合、縫う長さの5〜6倍の長さの紐が必要なので、注意してください。

シングルステッチを縫い終わると手斧のレザーシースの完成です。2mm厚の革となっているので、それなりにしっかりとしたシースになっています。マグネットのボタンにしたので、開け閉めがしやすく使い心地は良好です。

ネックガードの作り方

続いてネックガードの作り方になります。ネックガードは薪を切ったりした際に割った薪が柄に当たっても傷つきにくくするための物です。

ネックガードも同様に型紙を作って、柄に巻いてみてサイズ感を確認して問題ないようなら実際にレザーを切ります。ネックガード用のレザーも端切れを使っていますが、3mm厚の厚いレザーを使うことで防御性能を高くしています。

ネックガードは縫う必要はないので、穴をあける穴に紐を通して結んでいます。本当は結び目を表にしたかったのですが、穴の数を間違って裏に結び目が行ったので、隠してしまいました。表に結び目が出ていると解ける可能性もあるので、これはこれでいいかなと思っていますが、皆さんは穴をあける時に注意してください。

しっかり紐を結んであげるとこれだけで全然取れないようになります。完成したネックガードはレザーシースとお揃いの赤い紐がワンポイントとなっています。

まとめ

今回は手斧のレザーシースとネックガードを自作しました。レザークラフトの道具がなかったので、結構大変でしたが、この大変さと面白さからレザークラフトの道具を買う決意をして、今はレザークラフトを楽しんでいます。

レザークラフトや斧や包丁の研ぎもそうですが、安価な物でも自分で手を入れることでより上質な物や気に入ったものに変わっていくので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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