暑い夏や寒い冬の時期はエアコン等で冷暖房を使うと思いますが、エアコンの吹き出しの向きにより一部の場所だけが寒かったり、暑かったりすることがあるかと思います。
また部屋が広いと温度が偏在してしまい、部屋の窓側は寒いけど、真ん中は普通に快適だったりする経験があるかと思います。
そんな場合にサーキュレータを適切な場所に置くことで、温度差が少なく、快適に過ごすことができるので、方法を紹介したいと思います。
CONTENTS
UMilCLの家での問題
私の家は2階建ての戸建てなのですが、以下の2つ問題があります。
- リビングダイニング+和室がすべて繋がっており、30畳くらいを1台のエアコンで温度制御しているため、温度偏在がひどい
- 1階の日当たりが悪く、2階の日当たりが良いため、2階に熱がこもりがちになる。1階と2階での温度偏在。
一条の住宅などではこんな問題はないのでしょうが、私の家はそんないい家ではないため、結構温度差があります。1階で寒い冬に暖房を使った場合の温度分布は以下のようなイメージになっています。窓際や廊下などとのドアの近辺は少し寒く、角の部分に熱がこもっていました。

1階と2階の温度差については夏冬共通で二階が暑く、1階が寒くなっています。これは2階の日当たりが良好な事と熱は上に溜まりやすいことからこのようになっています。
サーキュレーターでの改善方法
そこで、サーキュレーター3台と壁掛けの扇風機を使って、暑さと寒さ克服のため、改善を図りました。参考にしたサイトは以下のサイトで、今回は1階に3台、2階に1台設置しています。
上記記事や以下のサーキュレータのシミュレーション結果からも分かることですが、熱のこもっている上部と冷気がこもっている下部でかき回してあげることで、上部と下部の温度偏在を少なくして、生活している床面付近の温度を上げることが必要です。
ポイント
- 繋がっている部屋数が多い場合はサーキュレータで中央部分の上部をかき回して、暖気を下に下ろしたり、周囲の部屋に飛ばしてあげる。
- 部屋数が少ない場合はエアコン下部で壁に向けて、もしくは上に向けて回してあげることで部屋の温度を上部、下部で均一化できる。
- 1、2階の繋がっている箇所、例えば階段の上から下に向けて暖気を下ろす、もしくは少し効果が低くなるが、上に向けて暖気をかき回すことが必要。(シーリングライト最強!)
実際に設置した効果
では実際に設置して効果を検証しました。設置箇所は以下の内容になります。
設置箇所
- エアコンの下部から部屋の中央上部に向けて
- 左上の部屋から部屋の中央上部に向けて(隣の部屋に流す用)
- 和室の上部から下に向かって(壁掛け扇風機)
- 2階の一番日当たりのいい部屋から廊下に向かって
(この部屋にはドアがないし、そのまま階段に繋がっている。)
この内容でテストしてみましたが、まず1つ目のメリットは1階の部屋の温度上昇速度がかなり向上しました。今までは上部の温度が上ってからじゃないと生活している床付近の温度まで上昇して来なかったので、下に置いている温度計はなかなか温度が上っていかなかったのですが、目に見えて温度が上っていくようになりました。
大体、関東地方の今の寒波で1時間で3〜4℃くらい上ってくれています。
そして2つ目は和室とキッチンはなかなか温度が上がらず、中央があったかくても、割と寒い部屋だったのですが、どの部屋でも暖かくなり、あまり気にせずに生活することができるようになりました。
以下が温度のイメージ図ですが、全体的に温度が均一になっているイメージです。

そして2階に設置したサーキュレータの効果ですが、階段下は玄関とリビングダイニングへ繋がる廊下に続いています。そのため、上から暖気を下ろすことができたので、上の部屋が冬でも割と昼間暑かったのですが、丁度いいくらいまで温度が下がった事と、玄関周りが少し暖かくなった事、そして玄関周りからリビングダイニングに入ってくる冷気の温度が少し上った事と良いこと尽くしでした。
まとめると以下のメリットが発生しました。
メリット
- 1階の温度上昇速度が向上
- 部屋間での温度の差がなくなった
- 2階と1階での温度差についても減った
このようにサーキュレータを数台つけるだけで、結構簡単に快適に過ごせるようになります。皆さんも試してみてください。
私が使用したサーキュレータと扇風機
参考に私が今回使用したサーキュレータと扇風機について紹介します。
サーキュレータ

使用したサーキュレータは「アイリスオーヤマのサーキュレータ PCF-SC15TC」というコストコモデルになっています。
このサーキュレータはリモコン操作可能で、上下左右の首振りと風量5段階調整が可能で、割と静音声が高いモデルになっています。
価格も5,980円で購入できるのでおすすめです。ただし、コストコユーザーのみのため、通常の方は以下のモデルがほぼ同じ仕様となります。(1,500円増加+カラーリングのみ異なる)
また音声操作対応モデルやアレクサ対応モデルなどもあるため、自宅にアレクサがあるようでしたら、一括で操作もできるのでおすすめです。
壁掛け扇風機の代わりのシーリングファン
ここで壁掛扇風機を紹介したかったのですが、我が家で使っている壁掛扇風機は2016年と2018年のモデルのため、現在購入できない事と後継の商品もあまりないため、おすすめできる商品がありませんでした。
そこで代わりに同じような機能を持っているものとして簡易シーリングファンを紹介します。ガチのシーリングファンは重量に耐えられるように設計されていなければ、取り付けが難しいのですが、こちらは軽量なため、通常のシーリングライトの代わりに使えます。
LEDなので明るく、しかもファンは運転方法切り替え可能となっており、夏は涼しくするために下向きの風とし、冬は暖かくするために、上向きの風にすることができます。
ファンは10段階で3までは全然音が気にならないとのことで、5まで上げるとテレビを付けていても少し音が聞こえるそうです。
私も今のシーリングライトが壊れたら、次はこちらの商品にしたいですね。
まとめ
今年は大寒波で寒かったので、エアコンの効率を上げるため、サーキュレータを設置しました。サーキュレータで温度偏在を無くすと、冷暖房効率が上って、電気代節約にもなるので、皆さんもサーキュレータを置いて快適な生活を送ってください。
あとやはり断熱性能の良い一条住宅などにするとこのような悩みにも悩まされないので、おすすめです。友人の家は一条なので暖かかったですね・・・。
一条のカタログ請求は以下から。