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デュアルチャネルの方法・メリットとメモリ容量目安

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パソコンを自作したり、購入したりする場合にメモリの選定や容量に迷うことがあるかと思います。今回はメモリのデュアルチャネルの方法やメリットメモリ容量目安について紹介したいと思います。

シングルチャネル・デュアルチャネルとは

通常メモリは1枚挿し、2枚挿し、4枚挿し等で使用します。この複数のメモリを「並列化」し、メモリの帯域幅(データ転送量)を×メモリ数分する技術となります。

使用するメモリは同じ規格・容量である必要があり、可能であれば同じメーカーの複数枚セットで販売しているメモリを使用するとデュアルチェネルをした場合に不具合なく、使用可能です。

メモリ枚数チャネル名帯域幅対応CPU
1枚シングルチャネル
Single-channel
1倍すべてのCPUが対応
2枚デュアルチャネル
Dual-channel
2倍ほとんどのCPUが対応
3枚トリプルチャネル
Triple-channel
3倍Intel Core i7 Gulftown、Intel Xeon等
4枚クアッドチャネル
Quad-channel
4倍AMD Threadripper、AMD Opteron、第3世代以降のCore i7 Extreme等
6枚ヘキサチャネル
Six-channel
6倍サーバ向けQualcomm Centriq、Xeon Scalable等
8枚オクタチャネル
Eight-channel
7倍AMD Epyc、Cavium ThunderX2等

デュアルチャネルの方法

メモリの挿し方

デュアルチャネル、クアッドチャネルを行うためにはマザーボードのマニュアルに記載されているように、デュアルチャネルが有効となるスロットに挿入することが必要です。

以下はASRock B450 Steel Legendでの例ですが、A2(2番目)とB2(4番目)のスロットに挿すように指示されています。大体のマザーボードは4スロットある場合は2番目と4番目か、1番目と3番目のスロットに挿すように記載されているので、マニュアルに従って取り付けを行ってください。

スロットが2個しかない場合は何も気にする必要はありません。

出典:ASRock B450 Steel Legend マニュアル抜粋

メモリの条件

デュアルチャネル・クアッドチャネルで動作させるためには、挿すスロットの他にも条件があります。以下のようにメモリ容量が同じであることが必要です。

  • DDR4-3200 4GB×2枚 合計8GB
  • DDR4-3200 8GB×2枚 合計16GB
  • DDR4-3200 4GB×4枚 合計16GB
  • DDR4-3200 8GB×4枚 合計32GB 等

デュアルチャネルを行う際に同じメーカである必要やタイミングの仕様、データ転送速度の仕様は一致する必要はありませんが、新規で購入して構築する人は同じメーカのセット販売されている同一ロットのメモリを使用することをおすすめします。

注意事項としてはDDR4-3200やDDR4-4000等のようにデータ転送速度が異なる場合は、遅いメモリに合わせてクロックダウンし使用されます。

DDR2、DDR3、DDR4の混在はNGです。デュアルチャネルはできません。基本的に最新のマザーボードではDDR4しか対応していないことが多いので、古いメモリを流用したい場合はマザーボードの型番に「D3」や「DDR3」等とついているDDR3メモリ対応のマザーボードを使用する必要があります。

デュアルチャネルのメリット

ではデュアルチャネルを実施した場合にシングルチャネルで合計が同じ容量のメモリを使用する場合に比べてどのように違いが生まれるでしょうか?

以下の表はメモリの規格と帯域幅の表となりますが、PC4-25600の場合、メモリ1枚で理論上25,600 MB/sのデータ転送が可能です。この転送速度がメモリ2枚をデュアルチャネルで使用すると理論上51,200 MB/sやと約2倍で転送することが可能です。

実際は1.7倍程度になりますが、シングルチャネルでは片道1車線の道路だったものが、デュアルチャネルの場合片道2車線の道路になるイメージとなります。デュアル、クアッドとチャネル数を増やしていくと効率が1.7倍、3.2倍程度と落ちていきます。

これは交差点や合流地点で混雑するため、車線数が増えても実際は2倍、4倍の車両が通行できないためと考えてください。

メモリ帯域幅規格クロック帯域幅
PC4-17000DDR4-213317,000 MB/s
PC4-19200DDR4-240019,200 MB/s
PC4-21300DDR4-266621,300 MB/s
PC4-25600DDR4-320025,600 MB/s
PC4-32000DDR4-400032,000 MB/s

つまり、同じ32GBのメモリを積みたい場合は32GB×1枚のメモリを積むよりもデュアルチャネル、クアッドチャネルに対応している場合は16GB×2枚、8GB×4枚で積んだ方が転送速度の帯域は広くなるためおすすめです。

メモリ容量の目安

今までデュアルチャネルやクアッドチャネルの説明をしてきましたが、では実際どの程度のメモリを積めばいいのでしょうか?今回は目安についても説明したいと思います。

メモリ 2GB

Windows 10はOS自体が最低1GB程度のメモリを使用しています。そのためメモリ搭載量が2GBでは、他のソフトウェアが残りの1GB程度のメモリしか使えない状況です。

他のソフトウェアを入れて複数起動をして使用しているとすぐに2GBは超えてしまうため、使用していると遅さを感じることが多々あると思います。

あまりソフトウェアを導入せず、ExcelやWordを使っての文章作成や、数個のタブを使ってのインターネット閲覧程度であれば可能ですが、文章量が多くなったり、Excelのセル数が増えたり、関数が多くなるとすぐに遅延することになります。

またブラウザでネットサーフィンをしている場合でも複数タブを開くとメモリ不足ですぐに重くなります。そのため個人的には、2GBのメモリしか搭載していないWindows 10のPCの購入は絶対におすすめしません。

メモリ 4GB

市販されているノートPCやデスクトップPCの多くは4GBのメモリを標準搭載としています。2GBに比べると4GBのメモリを搭載していれば、ExcelやWordを使っての文章作成やブラウザでのネットサーフィン程度であればメモリが不足することはほとんどないです。

パソコンの使用が上記の内容程度、また複数のソフトウェアを多重起動使用されない方であれば、価格も安価のためおすすめできるメモリ容量ではあります。このような一般事務程度の用途であれば4GB程度でも十分であると言えます。

ただし、私の普段使いのパソコンでもそうですが、大体4~5GB程度常時使用しています。このように少しソフトウェアを入れてそれなりに使うようになると常駐アプリとブラウザ、その他のソフトウェア等複数起動しているだけでメモリが不足してしまいます。

メモリが不足すると少しソフトウェアの起動が遅くなったり、応答が遅くなったりするため、パソコンに快適さを求める方にはあまりおすすめしません。

メモリ 8GB

先ほど私の普段使いのパソコンでは大体4~5GB程度常時使用していると話をしましたが、8GBあれば大抵のソフトウェアやExcel、Wordなどの文章作成、関数、マクロ等でメモリ不足とならないで済みます。

そのため私の最もおすすめするメモリ容量は8GBとなります。

数十のタブを開いてネットサーフィンをしても、8GBのメモリを搭載していればメモリ不足になることは少ないです。また負荷がものすごく重いPCゲームでなければ、8GBのメモリで十分です。フォートナイトや黒い砂漠等のオンラインゲームも推奨スペックがこの程度のメモリ容量となります。

また8GBのメモリ容量があれば、AdobeのPhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトウェアも問題なく使用することが可能です。

メモリ 16GB

重いゲームをプレイする場合には、メモリ容量は16GB程度必要になります。フォートナイトなども8GBが推奨スペックですが、快適にプレイする場合はこの程度必要です。

AdobeのPhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトウェアである程度負荷の重い作業をしてもメモリ不足にはなりません。Premiereなどの動画編集ソフトウェアも問題なく使用することが可能です。

Hyper-VやVMwareなどの仮想環境でのシステム開発やソフトウェアの動作確認を行う場合でもこの程度あればメモリが不足することはそうそうありません。

メモリ 32GB

画像編集や動画編集ソフトウェアで高負荷の作業を行う場合には、32GB程度のメモリ容量があると快適に使用できます。またHyper-VやVMwareなどの仮想環境を構築する場合には複数の環境を構築し、開発・テストを行うことが可能となります。

メモリ 64GB以上

Hyper-VやVMware等の仮想環境を使って複数のOSを起動して開発・テスト作業を行う場合には、64GB以上のメモリが必要となる可能性があります。

他にはSQLサーバやメールサーバなどのキャッシュが効果的なサーバや大容量の画像の編集、画像処理などを行う場合には必要になることがあるはずです。

まとめ

今回はデュアルチャネル、クアッドチャネル等のメモリの並列化とメモリ容量の目安について紹介しました。デュアルチャネル等に対応したマザーボードを使用するとメモリのデータ転送処理の帯域が増えることでシングルチャネルより高速に処理することが可能になります。

またメモリ容量については容量ごとに目安となる操作感を解説しましたので、皆さんの購入時の参考にしていただければと思います。

以下はデュアルチャネル対応のマザーボードとおすすめのメモリとなります。

ASRock B550 Steel Legend
AMD Ryzen 3000シリーズ(Soket AM4)対応 B550チップセット搭載 ATX マザーボード
ASRock B450 Steel Legend
ASRock AMD Ryzen AM4 対応 B450 チップセット搭載 ATX マザーボード
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