南米やアフリカ、ヨーロッパなど新興国の小口債権を中心に取り扱う海外に特化したソーシャルレンディング事業者が、クラウドクレジット(Crowdcredit)です。
ソーシャルレンディングとは個人から比較的小口のお金を集め、それを大口化してお金を借りたい企業に融資する仕組みです。借り手企業が返済した金銭から投資家に利益の分配が行われます。FinTech(フィンテック)サービスの1つでもあり、昨今注目を浴びています。

2013年1月に設立されたクラウドクレジット株式会社が運営を行っており、伊藤忠やマネックスベンチャーズなどが株主に名を連ねているのが特徴であり、それなりに信用できる会社かと思います。
またペルーやカメルーンなど、普通に暮らしているだけでは、なかなか関わりの持てない国々に少額から投資することができるといった他には無いユニークなファンドを多数揃えています。
今回は、そんなクラウドクレジットで2年間くらい運用してみた結果と口座開設方法について紹介します。
CONTENTS
クラウドクレジットでの2年間の運用結果
私は2017年くらいにクラウドクレジットの口座を開設しました。そして2年程度少額にて運用してみた結果が以下です。大体2.2%程度であり、クラウドクレジットが公表している顧客全体での利益率のヒストグラムで見てみると、ピークが4%-8%で立っているのに対して2.2%なので少し成績が悪い人に分類されます。これは直近で償還されたものが為替ヘッジなしのものが多く、為替の影響で大きく利益が目減りしてます。半分以上は為替ヘッジや円建てで運用しているため、今年償還される為替ヘッジありや円建てのものを入れると4%に届くのではないかと考えてます。
そのため大体のファンドは1年~2年程度なので、定期預金等をやっている方であれば代わりに円建てや為替ヘッジありのファンドを購入することで定期預金の比ではない年利を取得できるかと思います。


興味がある方は今PayPayのキャッシュバックキャンペーンなどもやっているので、実施してみてはいかがでしょうか?以下にリンクを記載しておきます。
クラウドクレジットの口座開設方法について
クラウドクレジットの口座開設基準
クラウドクレジットの口座開設をするにあたって、下記の口座開設基準を満たしている必要があります。 基本的に下記にあてはまらない方は会社に直接連絡し、問い合わせが必要となります。
- 投資口座開設時の段階で20歳以上、75歳未満であること
- 日本在住で在留資格を有していること
- クラウドクレジットの審査を通過(審査内容は非公開)
- ※75才以上の方は個別に対応しているため、メールにて問い合わせが必要になります。(メール: info@crowdcredit.jp)
口座開設に必要な書類
事前に用意しておくとスムーズに口座開設をすることができるので、準備を忘れないようにしましょう。
- メールアドレス
- 本人確認書類
- 銀行口座(三井住友銀行だと振り込み手数料無料)
- マイナンバー(必須ではありません)
クラウドクレジットの口座開設完了までの流れ
クラウドクレジットでの口座開設までの流れを説明していきます。
クラウドクレジットのWebサイトにある【新規登録】(下記画像参照)のボタンをクリックして口座開設画面を開きます。

クラウドクレジットで新規会員登録に必要な項目を入力します。
入力して確認画面にて送信ボタンを押すと、登録したメールアドレスにクラウドクレジットからメールが届きます。
メールに記載されているURLをクリックする
メールアドレスの有効化を行うとその後追加の情報入力を行います。
お客様情報や適合性確認に関する質問事項の入力
質問事項は以下の通りです。
- 氏名や住所、生年月日などの個人情報
- 会社名や勤続年数など勤務先に関する情報
- 銀行口座に関する情報
- 投資家適合性に関する情報(投資の方針、年収、これまでの投資経験、運用資産の性格、投資可能金額)
これらの情報を元に投資家適正が判断されます。年収や投資可能金額が少なすぎる場合は、審査に落ちてしまう場合もあります。 その場合は、余裕資金を貯めた上で、再度申請するようにしてください。
PDFにて必要書類の確認
投資にあたり大切な事項が記載されているため、書類には必ず目を通すようにしてください。
本人限定受取郵便の受領
受け取りの際には本人様確認のため、郵便局指定の本人確認書類を用意し、郵便局員にご提示します。 郵便記載のお客様コードを、ホームページのマイページ内「投資家申請」からご入力するとアカウントを有効化できます。
クラウドクレジット投資方法
預託金口座へのご入金
マイページから「入出金・口座情報」に遷移し、画面に表示されている振込先口座にご入金する。
投資したいファンドからファンド購入の申し込み
マイページの商品購入画面から投資したいファンドを選択し、詳細画面から投資をするボタンをクリックし、金額を入力し、投資を行う。最初は円建てや為替ヘッジありの短期のものを選択するとリスクが低くおすすめです。


最後に
クラウドクレジットは伊藤忠などの商社もバックにいるので割と安全なソーシャルレンディングとなります。また定期預金に比べて高い利益率となりますので、ある程度安定していて利益が欲しい方は小額から実施してみてはいかがでしょうか?
※最初の私の投資結果にもあるように元本割れが発生するファンドもありますので、理解した上で投資ください。